画像出典:UFC 242:公式計量セレモニーに登場したハビブ・ヌルマゴメドフ | UFC JAPAN
元UFCライト級王者で29勝無敗・王者のまま引退、ライト級史上最も偉大な選手と称されるハビブ・ヌルマゴメドフを紹介すっぞ!
やっべぇぞ!
ハビブ・ヌルマゴメドフのwiki的プロフィール
基本情報
名前 | 本名:ハビブ・アブドゥルマナポヴィチ・ヌルマゴメドフ (Khabib Abdulmanapovich Nurmagomedov) |
生年月日 | 1988年9月20日(32歳 ※記事更新時) |
出身地 | ロシア ダゲスタン共和国チュマジンスキー地区シルディ |
身長/体重 | 178cm/70kg |
階級 | ライト級 |
所属 | アメリカン・キックボクシング・アカデミー |
獲得タイトル | 第10代UFC世界ライト級王座(2018年) |
twitter (ツイッター) |
@TeamKhabib |
instagram (インスタ) |
khabib_nurmagomedov |
さくっと簡単な来歴
- ハビブヌルマゴメドフは、レスリング、柔道、コンバットサンボなどを経験し、コンバットサンボではロシア王者、世界王者に輝き、2008年にMMAデビュー。デビュー後、16戦全勝と圧倒的な強さを見せ、2011年、UFCと契約
- 2012年、UFCデビュー戦を白星で飾ると、勝ち星を重ね続け、2013年、4戦目でアベルトルヒーヨと対戦。超強豪レスラー相手ながらもフルラウンド投げまくり、レスリングで圧倒。UFC新記録21回のテイクダウンを成功させた
- 2014年、後のUFCライト級王者はファエル・ドス・アンジョスと対戦。グラップラーのドス・アンジョス相手にグラウンドの攻防で優位に立ち、スタンドでもプレッシャーをかけ、判定勝利
- その後、怪我による欠場が続くも、2016年4月、2年ぶりの復帰戦をTKO勝利で飾ると、2016年11月、マイケル・ジョンソンと対戦。グランドで終始圧倒し、最後はキムラロックで一本勝ち
- 2017年、エジソン・バルボーザと対戦するも、3R全てかわいそうになるくらいにグランドでボコボコにして大差の判定勝ち
- 2018年4月、UFC世界ライト級王座決定戦でアル・アイアキンタを判定で破り、ロシア人初のUFC王者に(当初対戦予定だったトニー・ファーガソンの負傷欠場などもあり、別の対戦が予定されていたがアル・アイアキンタに大会前日オファーで対戦が実現)
- 2018年10月、なにかといざこざがあった因縁の相手、元UFC二階級制覇王者コナー・マクレガーと対戦。マクレガーの打撃に押されポイントを取られた3R以外は終始マクレガーを圧倒し、最後はネッククランクで4R一本勝ちを収め、王座の初防衛に成功した(試合後の乱闘で謹慎を喰らう)
- 2019年、謹慎期間中、暫定王者となったダスティン・ポイエーと王座統一戦を行い、テイクダウンとグラウンドの攻防で終始圧倒し、3Rにリアネイキドチョークで一本勝ち
- 2020年4月、新型コロナウイルスの影響で出場自体となり、その間、ファーガソンを破り暫定王者となったジャスティン・ゲイジーとの王座統一戦。2Rにテイクダウンを奪取しマウントポジションから三角絞めに移行し一本勝ち
- ゲイジーに勝利した直後にオクタゴン上で涙を流し、インタビューで総合格闘技からの引退を表明。ゲイジー戦前に父親をコロナで亡くし、父がいないと試合ができないと述べ、29戦無敗、ベルトを保持したままそのMMAキャリアを終えた
ハビブ・ヌルマゴメドフの戦績・試合
プロ総合格闘技戦績(※2021年6月9日時点)
勝率:100%
試合決定率:66%(= KOor1本勝ち数÷勝ち数)
戦績 | 内訳 | |||
(T)KO | 一本 | 判定 | ||
試合数 | 29 | |||
勝ち | 29 | 8 | 11 | 10 |
負け | 0 | 0 | 0 | 0 |
分け | 0 | |||
無効 | 0 |
直近の戦績
※直近10試合の戦績
対戦相手 | 結果 | 大会/日付 | |
ジャスティン・ゲイジー | ◯ | 2R 1:34 一本 | UFC 254 【UFC世界ライト級王座統一戦】/2020年10月24日 |
ダスティン・ポイエー | ◯ | 3R 2:06 一本 | UFC 242 【UFC世界ライト級王座統一戦】/2019年9月7日 |
コナー・マクレガー | ◯ | 4R 3:03 一本 | UFC 229 【UFC世界ライト級タイトルマッチ】/2018年10月6日 |
アル・アイアキンタ | ◯ | 5R 判定3-0 | UFC 223【UFC世界ライト級王座決定戦】/2018年4月7日 |
エジソン・バルボーザ | ◯ | 5R 判定3-0 | UFC 219 /2017年12月30日 |
マイケル・ジョンソン | ◯ | 3R 2:31 一本 | UFC 205 /2016年11月12日 |
ダレル・ホーチャー | ◯ | 2R 3:38 TKO | UFC on FOX 19 /2016年4月16日 |
ハファエル・ドス・アンジョス | ◯ | 3R 判定3-0 | UFC on FOX 11 /2014年4月19日 |
パット・ヒーリー | ◯ | 3R 判定3-0 | UFC 165 /2013年9月21日 |
アベル・トルヒーヨ | ◯ | 3R 判定3-0 | UFC 160 /2013年5月25日 |
これを見ろ!おすすめの試合
VS ジャスティン・ゲイジー
(UFC 254 【UFC世界ライト級王座統一戦】/2020年10月24日)
2020年4月、ジャスティン・ゲイジーとの王座統一戦であり、最強の男ハビブ・ヌルマゴメドフの最後の試合。
1Rからスタンドでプレッシャーを掛け続け、2Rにテイクダウンを奪取し、マウントポジションから三角絞めに移行し一本勝ち。有終の美を飾った。
ちなみに、ジャスティン・ゲイジーは1R、ヌルマゴメドフからポイントをとっているが、ヌルマゴメドフは、UFCデビュー戦からジャスティン・ゲイジー戦までの全13試合の中でジャッジの判定でポイントを失ったのは、コナー・マクレガー戦の3R目とジャスティン・ゲイジー戦の1R目のみという驚異的な強さを誇っている。
あの怪物がひしめくUFCライト級で、無敗なだけでなく、ポイントをも取られないという超人ぶりだ。
29戦無敗でベルトを保持したままの引退というこの大記録は誰も超えられないぞ!
戦って欲しい!あの選手
VS コナー・マクレガー
ハビブ・ヌルマゴメドフからUFCでポイントを奪ったことのある選手はコナー・マクレガーとジャスティン・ゲージーの2人だけであり、やはり最強の男を倒せる可能性があるのはマクレガーしかいないのではないだろうか。
ヌルマゴメドフの引退後、マクレガーvsダスティン・ポイエー2の試合内容次第で、再びUFCのゲージに帰ってくる可能性をUFC代表ダナ・ホワイトは示唆していたが、結果、引退撤回を起こらなかった。
いつかマクレガーが全盛期を超える圧倒的なパフォーマンスを見せ、ヌルマゴメドフをUFCのゲージに引きずり出すことを期待しているが、マクレガーもダスティン・ポイエーに連敗しており、既にUFCトップ戦線の選手ではなくなってしまっている。
さすがにそんなことは起きないだろう…(2021年12月8日時点)

その他のTopics
マクレガーとのいざこざ、UFC史上最大の大乱闘
- ヌルマゴメドフとマクレガーはかつてからかなりの因縁がある。以前より一派で対決が起こっていた
- ヌルマゴメドフ vs アル・アイアキンタの2日前、マクレガーとそのチームメイトが、UFC 223の出場選手を乗せたバスを襲撃するという事件が起こった。マクレガーがバスに向かって投げた台車によって、窓ガラスが割れ、その破片で選手が怪我をし(ヌルマゴメドフではない)、欠場を余儀なくされた
- 事の発端としては、マクレガーのチームメイトのアルテム・ロボフが「ヌルマゴメドフは、少し負傷しては試合を欠場してばかりだ」と非難し、これにヌルマゴメドフが激怒。バス襲撃の前日に、ヌルマゴメドフがロボフに対して糾弾し、ビンタを浴びせた出来事が引き金となった
- その後マクレガーとチームメイトは逮捕されたが、最終的に社会奉仕活動とバスの弁償を命じられ起訴を取り下げられている
- その後、ヌルマゴメドフは対マクレガーとの試合で圧倒して勝利した直後、突如ケージを乗り越えて、ケージサイドにセコンドとして付いていたマクレガー陣営の柔術コーチに飛びかかり、大乱闘を起こした
- この前代未聞の乱闘騒ぎは、マクレガーが試合前にヌルマゴメドフの家族や宗教を挑発したことやバス襲撃事件なども含め、今までの鬱憤が爆発したことが原因となったとヌルマゴメドフは試合後のインタビューで語った(但し、マクレガーは宗教については一切発言をしていないが、会見の際に、ムスリムで禁酒の習慣があるヌルマゴメドフに対して、自身がプロデュースしているウィスキーを飲むように促すなどの行為をしている)
是非みて欲しい!ハビブ・ヌルマゴメドフの紹介動画
下記のyoutube動画にハビブ・ヌルマゴメドフの歴史がとても詳しくまとまっているため、是非みて欲しい