画像出典:那須川天心と武尊、二人の心境に迫る!RIZIN CONFESSIONS #63 配信開始!
今回は格闘ファンなら誰しも待ち望んだ世紀の一戦!
実現に関してさまざまな議論が巻き起こったドリームマッチ、武尊 vs 那須川天心の今までの経緯をおさらいすっぞ!
キックボクシング界の頂点を決めるこのファン待望のカードが2022年6月に実現されると発表されたのだ!
武尊 vs 天心の勝敗予想は下記を参照


- 武尊 (たける) vs 天心:実現はいつ?これまでの経緯まとめ
- 【2015年11月】K-1で天心が武尊に対戦を直訴
- 【2015年12月】武尊、RIZINに出場
- 【2017年12月】天心、ファンが求める対戦を要求
- 【2018年2月】K-1が天心らに対し民事訴訟を起こす
- 【2018年12月】武尊、皇治戦後のマイクで天心戦を語る
- 【2019年9月】天心、志朗戦後のマイクで武尊戦を語る
- 【2020年3月】武尊、涙の訴え、K-1最高から格闘技最高へ
- 【2020年12月】武尊がRIZINの会場へ
- 【2021年3月】天心がK-1の会場へ
- 【2021年6月】東京ドームで武尊vs天心は内定していた
- 【2021年11月】Instagramで天心の投稿に武尊がアンサー!?
- 【2021年12月】武尊、Twitterで「僕は戦えると信じています」
- 【2021年12月】最高のクリスマスプレゼント!武尊vs天心、2022年6月に実現決定!!
- 【2021年12月】大晦日、天心のRIZIN卒業マッチ後、武尊が登場!
- 武尊 (たける) vs 天心:契約体重は一体何kg?
- 武尊 (たける) vs 天心:記者会見の様子
- さいごに
武尊 (たける) vs 天心:実現はいつ?これまでの経緯まとめ
天心のボクシング転向まで残りわずかとなる中、果たして武尊との世紀の一戦は実現するのか!?皆が注目していた。
武尊 vs 那須川天心はこれまで6年もの間、格闘ファンに望まれつつも、団体の壁にも阻まれ実現してこなかった。
しかし2022年6月にこの2人の対戦が行われることがついに決定!!
ここで、これまでの経緯を振り返ってみる。
【2015年11月】K-1で天心が武尊に対戦を直訴
- 2015年11月に行われたK-1 WORLD GP 2015にて、-55kg王座を防衛した武尊に、花道で待ち構えていた当時RISEバンタム級王者・那須川天心が「大晦日で」と対戦を直訴
- 武尊は試合後にはリング上から「僕、大晦日めっちゃ暇なのでよろしくお願いします」とRIZINへの参戦をアピールし、試合後の会見では天心との対戦に関して聞かれ「組まれたらいつでもやります」と発言
- 当時は今とは異なり、武尊の方が知名度が高く、那須川は勢いのある若手という立ち位置
【2015年12月】武尊、RIZINに出場
- 2015年大晦日、実は武尊はRIZINに出場している
- 相手は33勝6敗の戦績を誇る中国のヤン・ミン。結果は2R武尊のKO勝ち
- RIZIN榊原からは、天心との対戦も考えたが、今回は時間がなく整わなかったという発言もあった
【2017年12月】天心、ファンが求める対戦を要求
- 2017年大晦日、天心はRIZIN KICKワンナイトトーナメントを制し、優勝
- リングから「皆さん誰と見たいですか?」とファンに問いかけ、多くのファンから「武尊」の名前があがった
- 天心は続けて「皆さんのこの歓声の声が答えだと思うんで、是非来年中にやりましょう!トーナメントでもワンマッチでも何でもいい。ファンが望むカードをやるのが格闘家。僕は格闘家として生きていくと決めたので、ファンに求められる試合をします」と発言
【2018年2月】K-1が天心らに対し民事訴訟を起こす
引用:「那須川天心」挑戦状に“損害賠償請求” K-1オーナーの噛みつき作戦
- 天心、天心父、所属ジムの会長、RIZINの運営会社などは、K-1を運営する「M-1スポーツメディア」から民事訴訟を起こされる
- K-1側は、団体を跨いだ「煽り文句」が他団体の興行に対する不当な介入にあたると主張(これは武尊が訴えた訳ではなく、あくまでもK-1の運営による訴え)
【2018年12月】武尊、皇治戦後のマイクで天心戦を語る
- 武尊は皇治に勝利後、リングで「わかっている。ただ、実現できないことを、中途半端なことを口にしたくない」と語った
- そして「時期は分からないが、僕は必ず実現させようと思っている。実現させるだけではなく、勝つ気でいる」と超満員の観客の前で口にした
※その動画は下記(発言部分に動画時間を調整済)
【2019年9月】天心、志朗戦後のマイクで武尊戦を語る
- 天心はRISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament決勝で志朗に勝利後、リングで「武尊、K-1の陣営に言いたいことがある」とその名前を出した
- そして「強い者同士を集めて、戦わせる場所が本当の興行じゃないんですか?逃げも隠れもしない、早く正式な話をください、俺は待ってます」とメッセージを送った
※その動画は下記(発言部分に動画時間を調整済)
【2020年3月】武尊、涙の訴え、K-1最高から格闘技最高へ
- 武尊は、K’FESTA.3での勝利後「言うなと言われていたが、いまこそ、こういう時だからこそ、格闘技が皆にパワーを与えていける。団体とか関係なく、格闘技で日本中、世界中を元気にパワーを与えていきたい。それに向けて頑張る」語った
- SNSでは皆から逃げていると言われ、K-1側からも天心戦に関しては口止めされ、考えられないほど悔しい思いをしてきたのであろう。それらの言葉は涙ながら語られた
- そして、今まで「K-1最高!」と締め括っていた言葉が「格闘技最高!」に変わった。団体の垣根を越え、格闘技を盛り上げていきたいという想いが十分に伝わってきた
※その動画は下記(発言部分に動画時間を調整済)
【2020年12月】武尊がRIZINの会場へ
- 2020年の大晦日、なんと武尊がRIZINの会場に姿を現し、天心戦を観戦
- 武尊が見ている前で、天心はタイの強敵クマンドーイに勝利し、リング上で「まだ何も決まっていないが、一緒に格闘技を盛り上げましょう」と呼びかけた
- そして、5年の時を経て、試合会場で二人は顔を合わせ、武尊から「待たせましたね」と声がかけられた
※その動画は下記(RIZIN CONFESSIONS #63)
【2021年3月】天心がK-1の会場へ
- K’FESTA.4での武尊vsレオナ・ペタスの大一番、今度は天心がK-1の会場に姿を現した
- そして天心が見ている前で強敵レオナをKOで倒し、リング上で「天心選手と最高の舞台で最高の試合をしたい」と話した
※その動画は下記(発言部分に動画時間を調整済)
【2021年6月】東京ドームで武尊vs天心は内定していた
- RIZIN.28 東京ドーム大会が6月13日に行われたが、その大会経緯や対戦カード発表にて、榊原CEOから衝撃の事実が伝えられた
- それは、RIZIN、K-1、RISEの共同の別イベントとして、6月の東京ドームで、天心vs武尊の世紀の一戦を実現できればいいなと年明けから進めていた、というもの
- しかし、コロナウイルスの影響で武尊の試合が1月から3月にずれ、そこで武尊が拳に怪我を負い、回復期間がないことから幻となってしまった
- その頃、天心は下記のようなツイートを残しており、これは果たして武尊に向けたメッセージなのか。コロナ、武尊の怪我とアクシデントが続き、実現しかけたこの一戦はやはり幻へと消え、天心はボクシングに転向してしまうのか…
怪我してでも 試合をやってる奴はやっている 五体満足で試合をする事なんて ほぼない チャンスは待ってくれないよ もう
— 那須川 天心 (@TeppenTenshin) April 28, 2021
【2021年11月】Instagramで天心の投稿に武尊がアンサー!?
- 天心が2021年11月1日「視野を広く生きよう 世界が違って見えるよ 今思っている事とか結構ちっぽけだよ」と自身のInstagramに投稿
- その直後、武尊が「あなたがちっぽけだと思っていることは あなたが思うより大きいものだよ。」とアンサーともとれる投稿をした。契約体重やルールなどの面で折り合いがつかず、交渉が難航しているということだろうか!?

- その後、武尊とK-1の城戸のInstagramストーリーに気になる投稿が
- 武尊「魔裟斗さんと色々話させて頂いてちょっとスッキリ」
- 城戸「俺は武尊が決めた全てを応援するよ」
- その後、武尊のインスタでの練習動画はオーソドック対策のものに…(天心はサウスポーであり、今まではサウスポー対策の練習動画であった…)
- また、11月14日に行われたRISEにて、那須川天心は、翌年4月に予定されるRISEでの引退試合でロッタンを指名。ここでロッタンを指名するということは、武尊は眼中にないというメッセージなのか
- このままこの世紀の一戦は消滅してしまうのか、果たして武尊が「決めた」こととは?K-1の離脱?ONEへの移籍?さまざまな憶測が流れた
【2021年12月】武尊、Twitterで「僕は戦えると信じています」
年末まで一ヶ月も切って
何も発表出来てないこの現状が
期待してくれているみんなに本当に申し訳ないし
SNSで毎日たくさんの意見を貰うけど
僕自身も悔しい気持ちしかない。
その時が来たら
必ず自分の口から正式発表します。
もう少しだけ待っていてください。
僕は戦えると信じています。— 武尊 takeru (@takerusegawa) December 11, 2021
- RIZIN.33の大晦日の対戦カードの発表が続く中、RIZIN榊原CEOは武尊vs天心に関しては「ノーコメント」を貫く
- そんな中、武尊がtwitterでつぶやいた「SNSで毎日たくさんの意見を貰うけど僕自身も悔しい気持ちしかない。その時が来たら必ず自分の口から正式発表します。もう少しだけ待っていてください。僕は戦えると信じています。」
- 一体何がこの世紀の対決の障害となってしまっているのか?我々も武尊、そして天心を信じて待つしかなかった
【2021年12月】最高のクリスマスプレゼント!武尊vs天心、2022年6月に実現決定!!
- 2021年12月14日、ついに武尊vs那須川天心が2022年6月に「中立な舞台」で実現することが発表された!
- 6年の時を超えてのついぞの実現。記者会見に並ぶ2人の姿には感動を覚えた
- 試合はキックボクシングルールで行われ、ルールは1キャッチ1アタックありのキックボクシングルールをベースにする。体重は58kg契約で前日計量、翌日(大会当日)4kg戻し。場所は大きな会場でと最終調整中
- 天心はこの試合のために、キック引退を4月から6月に延期
- 詳しくは下記の会見の様子をみてほしい
【2021年12月】大晦日、天心のRIZIN卒業マッチ後、武尊が登場!
- 2021年12月31日、那須川天心のRIZIN卒業マッチ vs.五味隆典が終わった後、なんと武尊が花道から登場!天心と武尊が同じリングに立った!
- 武尊「日本格闘技界最高の試合にして必ず勝つのでよろしくお願いします。6月は最高の果し合いをしましょう」
- 天心「みなさんが待った試合、僕もワクワクしてますし、これをやらなきゃ終われないってみなさん思いますよね? 僕から始めた物語なので、しっかり終わらせてやろうと思います」
- 本当にこの2人の試合が実現するのだ!今からワクワクドキドキが止まらない
武尊 (たける) vs 天心:契約体重は一体何kg?
もしこの世紀の一戦が実現した場合、契約体重がどうなるかは大きな論点であった。
武尊はここ数年はK-1スーパー・フェザー級として60kgで試合をしており、対して天心は、適正体重は55kg。
K-1時代、武尊と同階級(60kg級)で戦っていた皇治がRIZINに移った際は、天心vs皇治は58.5kg契約で行われた。
同様に考えれば58.5kgで行われても不思議ではないが、ここで、天心側が了承しないのでは?と思わせる事件が起きた。
それは、2021年6月のRIZIN.28 東京ドーム大会での天心の対戦相手を探していた時のことだ。
試合の1か月前に、大雅に天心戦のオファーがあり、58.5kgで受けたが、天心側から57.5kgじゃないとできないと言われ、実現しかけた「天心vs大雅」が消滅したと兄HIROYAの口からYouTubeで語られた。
この後、榊原CEOからは、大雅へは正式なオファーでなく、あくまでも打診であったことが語られたりと、上記の話がどこまで真実なのかはわからない。
仮に天心側が断っていたとしても、それは天心本人ではなく、所属ジムの意向かもしれない。
ただ、この話が本当であれば、皇治であれば勝つ自信があったため58.5kgで受けたが、強さを認める相手であれば、ゆずれたとしても57.5kgまでなのか?と、武尊vs天心はやはり実現は難しいのかと思われた。
武尊は長いこと60kgで戦い続けており、フレームもかなり大きくなっている。
もし57.5kgとなった場合、武尊が体重を落とせるのかが非常に怪しくなってくるし、もしかしたら大会や時期などの折り合いがついても、契約体重が原因で武尊vs天心が実現しない可能性もあった。
同階級であった2015年とは状況が異なるのだ。
すでに両者は階級が異なる選手であり、武尊にも、天心にも何の非もなく、選手として、自分の階級に近いところで戦いたいというのは当たり前のことである。
※HIROYAの発言の動画はこちら(発言部分に動画時間を調整済)
しかし、2021年12月24日、ついにこの世紀の対決の実現が発表された!!
歴史が動いたのだ!
そこでは契約体重について下記と語られた。
体重は58kg契約で前日計量、翌日(大会当日)4kg戻し
武尊としてもぎりぎり落とせる体重でよい落とし所ではないだろうか。
ただ、天心はボクシング転向に向け、体を絞り、最近は55kgでの戦いも多かった。
果たしてこの契約体重が勝敗にどう関わってくるのか!?
とにかくこの2人の対決が待ちきれない。
武尊 (たける) vs 天心:記者会見の様子
2021年12月24日に行われた対戦発表記者会見にて、両者の口から何が語られたのか紹介したい。
武尊は何を語ったか
- この試合が決まったことで、格闘技界だけじゃなくて、日本だったり、世界のスポーツ界、もっともっと盛り上がっていくと思う
- この試合が実現は、中立なリングじゃないといけないと僕はずっと言ってきた。それですごい時間がかかったところはあった
- その中立なリングで試合をすることで、昔の格闘技界みたいに、団体関係なく、強い選手同士がやり合って、最高に盛り上がる夢のある舞台にしたい
- ずっとついてきてくれたファン、K-1の関係者、いろいろな人の気持ちを背負って僕はこの試合に挑む。全ての気持ちを背負って、この試合に必ず勝つ
- 最初は天心選手の存在を恨んだ時期もあった。今回実現して、やっとそう思えるが、天心選手がいたから僕はここまで格闘家としてやってこれた
- 前回試合をやってから1年以上空いてしまうので、6月までに1試合どこかで挟みたい
- いつもと違うルールなので、半年あるので、それに向けて自分で調整していく。ラウンド数とかはこれから決まるが、この試合の判定とか、ドローとか、そういう結果はいらない。僕は延長無制限ラウンドでやりたい
- 天心選手は、世界でもトップのコンプリートファイター。どれだけ自分より優れている選手だったとしても、僕は気持ちで負けなければ絶対勝てる
※対戦発表直後、自身のyoutubeチャンネルからも報告があった。その動画はこちら
那須川天心は何を語ったか
- 今回の試合は、僕もずっと昔からやりたかった試合。ようやく中立な舞台で試合ができることをうれしく思う
- 本来、4月でキックボクシングを引退するはずだったが、この試合のために6月に引退を延ばしてやる。格闘技が好きな人からしてみたらうれしいことだとは思うが、僕だけを応援してくれた方やボクシングの関係者には申し訳ないという気持ちはある
- しっかり僕の最後のけじめとして、この試合をおこなって、キックボクシングを勝って、キックボクシングを引退しようと思ってる。この試合、しっかりと締めたい
- 最初の対戦表明から6年くらい経っているが、2人とも1回も負けてない。これも何かの運命
- この試合の前に大晦日も出る。あと、4月の(RISEの)試合も出る
- この試合を行うことで、これからのキックボクシング、すぐ発展するかといったら、そうではないと思う。未来のある子どもたちのために、僕はこの試合をやろうと思う
- 警戒している点は、圧力だったり、一発のパワー。勝っている点としてみれば、いっぱいあるが、マインド
- 自分、久々にチャレンジャーというか、やってやるよという気分
- 団体、放映権とか、全て仲良くしてピースでいこうよと思う。いがみ合ってるのとかなしにして、ここでしっかりと全部を整えて、僕は置き土産として、しっかりと試合をして勝って、キックを去りたい
※対戦発表直後、自身のyoutubeチャンネルからも報告があった。その動画はこちら
※対戦発表記者会見の様子は下記
さいごに
今回は、多くの格闘ファンが待ち続け、熱望していた一戦、武尊vs天心について、その経緯や記者会見の様子などを紹介した。
無敗の神童・那須川天心、破壊神・武尊、果たしてどちらが勝利するのか?
この2人が拳を交われば、おもしろい展開になることが間違いない。
このカードは絶対に見たい!
2人の勝敗予想は下記をぜひ見てほしい!

